【一度観た方へ!掘り下げてみる!】カカフカカこじらせ大人のシェアハウス(感想と考察ときどき妄想)※ネタバレ注意

こんにちは。

紹介させていただいた『カカフカカ』について、もっと掘り下げた感想と勝手な考察についてお話していきたいと思います。

一度ご視聴された方向けの記事となっております。

まだご視聴されていない方は一部ネタバレがございますのでご注意ください!

 

以前紹介させていただいた記事はこちら☟一度おさらいしてからお読みいただけたら嬉しいです。

【胸キュンドラマ】カカフカカ こじらせ大人のシェアハウス(ネタばれなし)

【ドラマ】カカフカカこじらせ大人のシェアハウス(ネタバレ)1~5話

【ドラマ】カカフカカこじらせ大人のシェアハウス(ネタバレ)6~10話

 

 

おばさんの感想と愚痴

 

漫画が原作ですが一切漫画を読んでおりません。
漫画を読んで考察するとまた違った感じになってくるとは思いますが、ドラマだけの視聴で考察しています。
全然的外れだったらごめんなさい。

 

全体的に「どうなの?」と共感できないことが多いドラマでした。

最初、主人公が同居人二人にかなり侮辱されて、酷いことをされているのにそれを怒りもせず受け入れているし、必要とされればなんでも応じてしまうという・・・。

自分で自分を粗末に扱う姿を見て、いたたまれなくなりました。

自尊心が落ちるところまで落ちている主人公に、ちょっと嫌悪感を抱きました。

 

それに対して個性的だけどなんでもはっきり物を言って、正直で自尊心が強く自分を持っているあかりはとても魅力的でした。

あかりがいなければイライラしっぱなしで終わってしまったような気がしますが、きちんと亜希に鋭い突っ込みをいれてくれるのでストレスを溜めることなく見ることができました。

 

冷静に考えると全体的にありえない話ですよね。

亜希が二人の男子に熱烈に愛されてしまうわけですけど、どうしても主人公にそれほどの魅力を感じなかったため(私の好みの問題でしょうけど。)なんかしっくりきませんでした。

でも後で長谷の過去と、母親との関係を丁寧に説明してくれたおかげでなんとな~く納得できた感じです。

 

 

さて、一旦亜希の話に戻りますが、魅力がないとかイライラすると言ってしまいましたが、でもなんとなく気持ちが分からなくもない。

 

自分に高い値札張って「お前にそんな価値はない」なんて言われるのってめちゃくちゃ傷つくから最初っから安売りしとけって、そんな考え方なんでしょうけど・・・

その考えは非常に理解できます。

 

最初から逃げ場作っておくなんて結構みんなやっていることですよね。

 

そんな亜希に対して「自意識過剰だ。そもそも買おうとしていない人の値札なんて見ていない。」と言う場面ではうっかり納得してしまいました。

 

But!!おかしいおかしい!!二人ともおかしくないですか?

自分に値札つけるってなんかおかしくないですか?(笑)

人に自分を買ってもらおうという考えが、そもそもの間違いだと思うんですけど。

例え話だと言うことは分かるし、就職活動とか、まさしくそんな感じですよね~。

分かるけど、それっておかしいと思わないといけないと思うんですよね。

受け入れていてはいけない。

 

それに、自分にだって選ぶ権利あるはずじゃないですか。

いつも選ばれる側前提なの?

常に自分は商品で、買いたたかれる側なわけ?

 

なんかやっぱり人を売り買いに例えること自体おかしい。

 

なんだか終始もやもやしました。

 

話変わって、本行のことについてですが、「好きか分からない」とか「付き合うってなに?」とぽかんとしていましたよね。

好きかどうかとか、付き合うか付き合わないかとか、恋人かどうかとかそういうのって勝手に人間が考えたことで、よくよく考えてみたらそういうのってどうでもいいんじゃないかな~と思います。

それってただの言葉や約束事でしかないですよね。

一緒に居たいからいる、一緒に生きていたいから一緒に生きる、それだけでいいですよね。

 

凄く単純な話を、私たちはわざわざ物凄く複雑にしてしまっている気がします。

 

便利だからお互いの関係性に名前を付けたり、好きの形を表現したりしているのかな~とは思いますが、それだけのことでしかない。

そんなことは重要ではなくて意味もないこと。

 

みんな面倒だから「好きだ」と言っておこうとか、「付き合いたい」と言っておこうとか、喜んだふりしようとか、とにかくその場を適当にやり過ごそうとしていると思いますが、本行は正直で嘘がつけないから適当にやりすごせないんですね。

 

面倒だから「好き」って言っちゃえばいいのにって思いますよね。

なんかこじらせているな~と思います。

 

本行はぼーっとしているけど、実は闇が深く、思った以上に病んでいる。ギリギリの状況で生きていますよね。

多分亜希がそばにいてあげないとあっさり死んでしまうんではないかと思います。

 

 

おばさんの当てにならない考察

 

さてここから考察に入ります。

この話で一切解決されなかったナゾ。

『2年前、なぜ突然たたなくなり、小説を書けなくなったか』と言うことです。

本行は『主人公(彼)と死なない女の子(彼女)』との話を小説に書いていました。

4作目の話は彼女=亜希だったことが明らかになりました。

そもそも初めからその小説は初恋だった亜希のことを書いていたのでしょう。

亜希との記憶のあれこれや、亜希としたかったあれこれ、もう会うことのできない亜希との妄想を爆発させていたんだと思います。

亜希のことをずっと忘れられない、消したくても消せない亜希を「死なない女の子」として描いたのだと思います。

2年前の小説で中学校時代の記憶の中の亜希を全て書き出し、妄想の限りをしつくしてしまった。

本行の中ではもうエロス=亜希でしかない。

亜希が薄れるということはエロスも果てるということ。

そして亜希=エロス=小説(笑)

 

おばくらげ
・・・一体私は何を語っているんだ・・・?大丈夫か?

 

本行は間違いなくずっとずっと亜希のことを想い続けてきたということは間違いありません。

でも初めてした思い出がとても衝撃的で、ただその時のことが忘れられないだけかもしれない。

だから現在の亜希を好きかどうかはまた別の話なのかもしれません。

でも確かなことは、今の亜希に対しても執着していると言うこと。

やっぱり現在の亜希に対しても特別な感情を抱いているんですよね。

 

おばさん、妄想してみる

 

この後のシェアハウスのストーリーを妄想してみました。

なんとなくこのままゆるりと4人はシェアハウスに住み続けます。

長谷とあかりもこじらせているので多分当分このシェアハウスを出ていくことはありません。

そして亜希と本行は『恋人』という明確な関係にはなりません。

添い寝したいから添い寝し続け、亜希を他の人にとられたくないから執着し続け、亜希を離さない。

本行はその感情に永遠に答えを出せません。

でも特別な存在であることは分かっている。

そのうちなんとなく子供ができてしまい、なんだかよく分からないうちに結婚し、『夫婦』と言う関係になるのでしょう。

(多分本行は結婚するときも「結婚ってなに?」ってうだうだ考えだすと思う。)

 

亜希は不安になったりを開き直ったりを繰り返し、物足りなさも感じるけど、そんな彼をいつか諦めます。

 

亜希は常に人から必要とされたいと感じている。

「長谷は一番価値のある値札をつけてくれた。」と言って亜希は一瞬、長谷になびきました。

本当は、煮え切らない態度だけど、自分にしか欲情しない本行が誰よりも自分自身を必要としていることに気付いています。

だから亜希は絶対に本行と離れられない。

彼に依存し続けるでしょう。

 

亜希の気持ちの方が一体何なのか、そっちの方が私は気になります。

ただ単に、自分を強く必要としてくれるほうに惹かれるだけなのではないか。

 

でも結局、恋愛も結婚も本当に相手が好きかどうかなんてはっきりとした答えを持っている人って少ないと思うんです。

 

「そのとき、たまたまその人といたいと思ったから一緒にいる。」それだけのことなのではないか。

 

自分が相手に抱く好きだという気持ちがどういうものなのか、また相手の好きがどういったもので、どれほどの大きさかなんて測れるものではない。

 

結局は頭で考えたって答えは出ない。

 

恋愛なんて結局は幻想でしかない。

自分をごまかしながらなんとかやっているんじゃないかと思います。

 

おばさんのまとめ

 

若い子はきっと共感するかもしれません。

恋愛からもう十数年退いている私には正直共感できませんでした。

と言うかあの時の青春を思い出せない。(遠い目)

そもそも青春時代があったのかどうかすら怪しい。(うつろな目)

なので共感しながら「なるほどね~」って見るのではなく、胸をキュンキュンするのに撤して観るべきですね。

胸キュンレベルは相当高かったです。

 

本行役の中尾暢樹さんの子供のような無邪気さや、強引さ、色っぽさ、ミステリアスさ、女子がドキドキしてしまう全ての要素をガンガン容赦なく魅せてくれるので心臓が持ちません。

ぼーっとした感じやちょっとやんちゃな表情がやばいですね。

 

なんだかんだで、めちゃくちゃドキドキできる良いドラマでした!

ごちそうさまでした。

 

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