今回ご紹介したいのは２０１７年に公開された映画「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY – リミット・オブ・スリーピング ビューティ」です。
主演は桜井ユキさん。
とんでもなく美しい女優さんですよね～。
かなり大胆な演技をしていらっしゃいます。
脱ぎっぷりが素敵です。
官能的なシーンが多いのですが、全然エ〇くありません。（褒めています。）
映像と音楽がと～～～ってもお洒落でカッコいい。
ＭＶみたいなんですよね～。
何度でも見たくなるくらい素敵でした。
こちらのページはネタバレはございません。安心して読み進めて下さいね！
ジャンル：ヒューマン（１時間３０分）Ｒ１５
| おすすめ度 | 4.5 |
| ドキドキ | 4 |
| おしゃれ | 5 |
| 泣ける | 3 |
| 続きが気になる | 4 |
【ストーリー】
女優を夢見て田舎から一人家出さながらに上京してきた主人公オリアアキは、たまたま飛び込んだバーでカメラマンのカイトと出会う。
行く当てのないアキは、そのままカイトがオーナーをしているサーカス小屋「AURORA」に泊めてもらうことになった。
そのまま１０年以上手品の助手をしながらそこで過ごしていた。
カイトが亡くなった年齢の３０歳を目の前にした今、自分がいつどこで何をしているのかが分からず夢と現実の境目が曖昧になっていることに気付くアキ。
そんな中、アキは「ハムレット」のヒロインオーディションを受け、ヒロインの座を射止める。
一躍有名人となるが、身に覚えのない黒い繋がりとの関係が週刊誌に掲載されてしまい立場が危うくなってしまう。
アキは錯乱し、どれが夢で、どれが現実か、そして現在自分がどこにいるのかも分からなくなっていく。
【登場人物】
オリアアキ（桜井 ユキ）
主人公。女優を夢見ており、サーカス小屋で手品の助手をしながら女優を夢見ている。２９歳。
カイト（高橋 一生）
カメラマンでサーカス小屋「ＡＵＲＯＲＡ」のオーナー。アキをＡＵＲＯＲＡに連れてくる。
ブッチ（古畑 新之）
アキの近くにいつもいる謎の道化師。
THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ 見どころ！
この映画の見どころはやはり幻想的な映像と音楽。
終始夢の中にいるような感覚になります。
どこからどこまでが夢なのか、最後まで見ても正確なことは分かりません。
最後には夢から覚めたようにも思えますが、それもまた夢なのではないか。
そう思わされます。
何より、アキとカイトとの幸せの時間は美しすぎて、ロマンチックすぎて本当に夢のようです。
その時間さえ現実に存在したのか疑ってしまうほど。
どうしても官能的なシーンって下品だな・・・とか思ったり、見てはいけないものを見ているような罪悪感を感じてしまいがちなんですが、アキとカイトとのシーンはとても美しいんですよね。
ずっと見ていたいとさえ思ってしまう。
だからこそ、アキが夢を見続け、汚い現実から目をそむけたくなってしまう気持ちがよく分かります。
夢を見続けようとするアキは一見弱そうに見えますが、実はそこから抜け出そうとする力強さとパワーを持ってる。
そんな強い主人公に魅力を感じるはずです。
THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ 感想！
この映画の序盤で「時間は一方向に流れているわけではなく、過去も現在も未来もすべて同じ空間の中で同時に存在している。」と言う理論が出てきます。
全てのことは同時に起きていて、それでは脳が処理しきれないから便宜上、時間を一方向に流して整理している・・・と言うようなもの。
アキは過去のことも、そして自分が描いた夢も全てごちゃ混ぜになって”現在”がどこなのかが分からなくなっている状態なんですよね。
今自分がどこで何をしているのかが分からなくなって迷子状態に陥っている。
映像美に気を取られがちのこの映画ですが、もう過ごすことのできない夢のようなカイトとの時間にとどまり続けていたいと言う想い、そして、目をそむけたくなるような現実と現在の中で永遠に夢から覚めたくないと思っている自分と、でもこのままじゃだめだと思う自分との葛藤がとても丁寧に描かれていたと思います。
自分が前へ進むためには、何か大切なものを捨てて、破壊してしまわないといけない瞬間が誰にでも訪れると思います。
それが常識なのか、過去の栄光なのか、幸せだった時間なのか、その時々で大切にしていたものを捨てていかなければならない瞬間がある。
その瞬間の人が発するエネルギーって凄いもので、永遠に前に進めない人もいるでしょう。
でもアキは強い力で前に進んでいく。
夢から覚めたら酷い現実が待っていても、それでも現実を見ようとするんですね。
なんか、そういう強い女の子を描いた映画は好きです。
ところで、
カイトが死んだのは夢から覚めたくなかったからなのでしょうか？
夢の絶頂でこの世を去るのは、夢から覚めたくなかったからなんでしょうね。
カイトのストーリーを見て見たいですね～。
それにしれも・・・
高橋一生さんの出演作品史上一番素敵だと思ってしまいました。
カイトが良いです。
とにかく良い。
高橋一生さんだからこそ良かったんだろうと思います。
あのふわふわとしたつかみどころのない感じとか、どこか悲しそうな感じとかたまりません。
幸せなシーンなのに、なんか胸をつかまれるような切ない気持ちにもなります。
他の人が演じたらあそこまで美しく仕上がらなかったんじゃないかな～と思います。
本当に素敵な役者さんですね。
桜井ユキさんも綺麗すぎてドはまりしました～！
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※本ページの情報は2020年10月時点のものです。
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